初心者向け株取引の極意

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初心者向け株取引の知識>日経平均先物の基礎>SQまで待たずに!

SQまで待たずに転売・買い戻ししてもよい


 ここで利益になっている投資家は単にうれしいだけですが、問題なのは損失を抱えている投資家です。

日経平均先物取引は証拠金取引ですから、評価損が拡大していけばそれだけ証拠金が目減りしていきます。取引を続けるにはポジション(約定金額)に対して一定割合趾Lの証拠金を維持する必要がありますから、もしも評価損が拡大し、証拠金が一定割合を下回ることになると、SQ算出日までポジションを持ち続けることができなくなります。


日経平均先物取引は値動きが早い取引です。


ニュースなどで[今日の日経平均は前日比200円高jというときには、前日から買いポジションを持っている投資家は1枚で20万円の評価益、売りポジションを持っている投資家は1枚で
20万円の評価損を持つことになります。言い方を換えれば、現物株1000株で10万円の利益を上げるよりも圧倒的に短時間で同等以上の利益が得られる可能性があり、その逆もあるわけです。

ですから、最終決済まで決済を先延ばしすることは稀であると思われます。特に個人投資家レベルでは、デイトレードや数日間程度の短期売買によって、新規の売買と反対売買を繰り返している場合が多いようです。

日経平均先物取引には、SQ算出目で最終決済するやり方と、SQ算出目が到来する前にポジションを解消する方法があることを知っていてください。

評価損を抱えたためにポジションを持ち続けられなった投資家は、買い手ならば転売、売り手ならば買い戻しという反対売買を行ってポジションを解消します。日経平均先物取引は本来、最終決済日にSQで決済する契約ですが、場合によってはSQ算出目が到来する前に反対売買によって決済することができるのです。

もちろん、反対売買を行うのは評価損を抱えてポジションを手仕舞う投資家ばかりではなく、評価益が出たので反対売買を行って利益を確定させる投資家もいます。

 反対売買(転売・買い戻し)は、新規に売買した時点から最終決済日(SQ算出日)の前日までの期間に行うことができます。

1枚買っている投資家なら1枚の売り、10枚売っている投資家なら10枚の買いを執行すれば、その後のSQまでの値動きに関係なく損益は確定します。

新規で反対のポジションを持つことによっても、最終決済日を待たずに損益を確定することができます。「新規で反対のポジションを持つ」というのはいわゆる両建てといわれる建玉方法で、当初の買い手は買いポジションと同じ枚数の売りポジションを持つこと、当初の売り手は売りポジションと同じ枚数の買いポジションを持つことを意味します。

 
整理しますと、最終決済を待たずに損益を確定する方法には、転売・買い戻しの反対売買によりポジションを閉じる方法と、両建てにより実質的にポジションを相殺する方法があるということです。

 ただし、現実の相場で利益を上げるためには、両建てなどほとんど意味のない売買方法です。

実際に証券会社を通じて売買するときには建玉するたびに手数料がかかりますから、買い1枚の利益を確定するためにわざわざ売り1枚を建玉するくらいなら、転売してポジションを閉じてしまったほうが手数料が少なくて済みます。


 これは日経平均先物取引のようなゼロ・サム取引では必ず成り立つ条件で、投資家の数や建玉枚数がいくら増えても、すべての損益は差し引きゼロです。実際のマーケットでは不特定多数の市場参加者が瞬時に入り乱れてくるので、建玉の状況や損益の関係は次から次へと別な参加者へと移っていきます。

しかし、全体では売り買いの損益が見合っていることになります。
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