パンローリングの2008年投資戦略セミナーにて鈴木一之(フィスコ)先生のお話をきいてきました。 以下記憶より。

2008年の投資戦略  講師:鈴木一之  先生  

フィスコのクラブフィスコで投資家向けのレポートを書いている。シクリカル=ビジネスサイクル投資法を書いている。フィスコのサイトで1ヶ月で無料でみれる。

2007年からシクリカル株は下がるだろうという前提で話してきた。日本を引っ張る銘柄、商船三井がある。景気循環株と呼ばれている。2002年10月から5年かけて10倍になった。景気循環株というのは平気でこのくらいのことはやる。

動きの鈍い株でも2〜3倍は行く。成長株とバリュー株とシクリカル(景気循環株)株の3つで考えていくと、特徴がでる。成長株、ヤフー、任天堂 であり、成長はいつか止まる。ドコモがその良い例。飽和すれば成長は終わる。バリュー株も同じ。シクリカルだけはそうでない。上げ相場は終わったけど、下げ相場が始まった。下げは下げで取っていくということである。

時代は今オニールの空売り練習帳の時代。景気が下がっているから空売りの時代。空売りを練習するにはオニールの本が教科書。下げは空売りです。景気循環株は昨年5月がピークで動いている。TOPIXは昨年3月がピーク。でも商船三井は勢い余って上へ駆け上がってしまった。遅れて1月は商社海運が一番厳しい状況を迎えている。

根本は日本冶金工の昨年の5月か6月は実態ではないか。景気敏感株からみると去年の6月にそういうシグナルを出していて遅れてサブプライムがでてきたのが8月。すごく遅れてでてくるのでこれを避けるには、敏感な銘柄 シクリカル銘柄をみておくしか方法はない。シクリカルは他力本願、新日鉄がどんどん儲かっている時には世界同時に鉄が儲かっている。

これらは業種で判断できる。鉄、非鉄、化学、海運は景気の動きにいち早く反応する。なぜ、これらはいち早く反応するのか。カンタンに云うと原材料を生産しているので反応する。シクリカルはコウモリである。投資理論が確立されていない。

重工で油臭い。景気の良いときは成長株と誤解される。例えば新日鉄を成長株と説明する論調が多い。る。海運株は半永久的に成長するというひとがいる。三菱商事を大変なグロース銘柄と認識する人がアナリストの中にも蔓延している。シクリカル=グロースだという人がいるのだけどシクリカルは景気が良いから成長しているだけ。不景気の時はバリュー株。だいたい不景気のどん底ではバリュー株として取り扱われる。そこまで倒産寸前までいく。赤字。欠損抱える。

そのために不景気に備えるために在庫体制を厚くしている。不景気に備えて無借金経営を貫く。自己資本を厚くする。不況に備えている。成長株とシクリカル株の最大の違いは、どこで見分けるか。答えは、PERです。成長株はPERが高い。任天堂はPERは30倍から40倍のPERである。シクリカルはPERが低い。先日日経平均が12500円まで落ちたが、ここで割安だという。なぜならPERがみな低いから。商船三井はPER7倍、川崎汽船も7倍、それは間違い。


シクリカル銘柄は天井圏では必ずPERが低いまま天井をつける。逆にシクリカルの買いのチャンスは2002年 赤字ぼろぼろ、PERは高い。PERが算出できない こここそがシクリカルの買いである。ヤフーはPER 8000倍であるがヤフーはPER1000の時代があり2000倍になり4000倍になり8000倍になっている。PER1000倍でヤフーが高いと思ったらどこでも買えない。成長株はPERは高い。シクリカルはどんな時も低い。シクリカルとPERは関係ない。シクリカルとPERの関係を論議する人がいたらその人はわかっていない。シクリカルはこういうジャンルの株は順張りです。上がっている時にかう。下がっているときは売ってキャッシュにするか空売りする。冶金工は天井で空売りはしない、買うしかない。ここでおかしいなと思ったら様子が違うと思ったら投げる。


上がっている時は順張り。下がっている時はわからないから、押し目かはわからない。今になったらわかるけどその時はわかる。成長株は逆張り、下がった時に投資価値があるわけだから、買い。下がったからPERが低いから買いというのはシクリカルには全く通用しない。投資は順張りが基本。成長株、バリュー株が下がったら逆張りOK。でもシクリカルはそうではないということである。ではシクリカルはなんで判断すれば良いのか。売り上げでみる。売り上げ=数量×単価である。


ボトムから立ち上がる時、景気が良くないから数量も伸びない。値段も上がらない。ここで政府の手が打たれると 数量が伸びる。ここにシクリカルの本質がある。数量の伸びは素人にはつかみにくい。株価が上がりだしたな。。

程度である。なぜなら数量は統計で事後に専門家が把握できるだけ。数量が伸びれば、在庫がさばければ原料を調達する。そうすると単価が上がる。数量と単価が上がると売り上げが伸びて株価はどんどん上がる。あまりに単価が上がりすぎると、採算があわないとなって数量の調達を止める。なんらかのきっかけで止まる。でも値段は勢いで上がっている時間としては短いがここらで危険信号がでているけど世の中はわからない。その後、値段があがると在庫がたまり、数量をはく。そして在庫がはけて単価が下がる。私たちの確認できるのは値段だけ。値段が上がっている。


鋼材があがっている。ニッケル銅があがっている。この時だけ買い。対象として、売りの局面はどうするか。信用なら空売り。これがリスクがとれないようなら現金にする。株の最大のライバルは銀行預金。リスクを犯してでも値上がりを取りにいくか。という選択が株式投資。単価の下げを見て売りに入る。空売りができるなら勝負できる局面は2倍にふくらむ。

PERは何も関係ない。住友金属鉱山でとれれば名人級。株の中の株。ニッケルの動きに連動する。景気統計(2000年に開始 堺屋太一先生が景気ウォッチャ調査として始めた)とシクリカルは連動している。細かいぶれが株価と指数と恐ろしいほどに当てはまる。

ライブドアショックから今の下げは始まっている。BRICSが上げた影響で日経平均はあげているが、ライブドアショック以降すり鉢の様に株価は下がっている。ロンドン金属(非鉄金属 銅、アルミ、ニッケル これらは投機商品に毒されていない)取引所のインデックスと比較すると、日本冶金工の動きとほぼ一致している。ロンドンは12月から反発。株も反発するはずだが、マネー経済とリアルの格差が今生じている。底割のリスクはあるがロンドンは反発しているが厳しい環境。

昨年の9月から空売りすれば良かった。今は反発しているので空売りしてはいけない。ここで反発したら買い。オニールの空売り練習帳に基づいて今からお話します。オニールの本はマニアの投資家に向けて提供。オニールいわく、株式市場は3年に1回は弱気になるものだ。弱気になってもびっくりする必要ない。全ての銘柄が下がる。オニールは75000% シスコシステムズで取った。オニールはITバブルの崩壊をみて、売りをしらなすぎる。売りを知らなくてどうやってロスカットするのだ。利食いをするのかということでこの本を出した。上げ相場はゆっくり、下げ相場は急激に来る。

でだいたいみなやられてしまう。株価相場がピークになったことで弱き相場を認定する。全体をみろ。株価ピークはどうやって判定するのか。1つは、株価は新高値を付けるが出来高が減っている状態。勢いがない。もう1つは出来高を伴って株価を下げる。


出来高を伴っているのに株価指数があまり上がらない。前日比20円高とか。出来高を伴えば上がるはず。そういうのが数回起こると下落に転じる。強気か弱気がわからないけどいずれ下がる。空売りするには反発の日をねらう。本格反転するのはいつなのか絶対だれにもわからない。85%の確率で大底を見極める方法がある。それは、出来高を伴った反発がある。

それから3から4日〜10日後にもう1回大きな反発がある。それで相場は底を打ったといえる。そこで売るんだ。ここの場面を日々見つけていく。

マーケットを引っ張った銘柄 商船三井、新日鉄などを機関投資家がもっている銘柄を空売りする。オニールは景気循環株が崩れてきたら常識的に空売り対象になる。空売りしてはならない銘柄は小型株。すぐ反発するから。PERが高すぎるから、テクニカル指標が変わりすぎるからで空売りするとたいへんなことになる。テクニカル指標は期間を区切っている。


もっと長い期間が必要な場合がある。ドテン売り。人間は起用ではない。底を当てた人は天井をはずす。天井を当てた人は底をはずす。銘柄は増やさないこと。どうせ下がるなら1つか2つに集中すること。反発したときをめがけて空売りする。天井をつけてから5ヶ月くらいしてから空売り。ゆめゆめ絶対天井で空売りしないこと。移動平均50日、200日をオニールは提示している。 

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